4月
09

2013/04/09【日本の政治家がサッチャー元首相を見習うべきこと】

英国のマーガレット・サッチャー元首相が、4月8日死去したとのニュースが飛び込んできました。

サッチャー氏は、私の尊敬する政治家の一人であり、心から哀悼の意を表したいと思います。

サッチャー氏は、社会主義的な政策で停滞に喘いでいた英国の社会と経済を、「鉄の女」と言われた強力なリーダーシップで新自由主義政策を実施し復活させた方でした。

当時の英国は、「ゆりかごから墓場まで」と言われる行きすぎた社会保障制度などにより、国民の勤労意欲が低下し、「英国病」とまで言われていましたが、サッチャー氏は大幅な規制緩和や所得税等の税率の引き下げなどを断行することにより、それを見事立て直したのです。

また、サッチャー氏がリーダーとして優れている点は、領土問題について毅然とした態度を貫いた点です。

アルゼンチン軍のフォークランド諸島への侵略に対し、当時のサッチャー首相は、「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない。なぜならば、国際法が力の行使に打ち勝たねばならないからである」と述べ、遠路、軍を派遣してフォークランド諸島を奪還しました。

フォークランド紛争は、沖縄県の尖閣諸島防衛にとってもたいへん示唆に富むものです。

今こそ、安倍首相をはじめ日本の政治家は、サッチャー氏を見習い鉄の意志で、国民のため行政改革を進めるとともに、主権国家として領土を守る意思を強くしていくべきではないでしょうか。