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2011/07/04 【「朝中親善を強化・発展」記念社説を1面に掲載―中国共産党90年で北朝鮮紙】

【「朝中親善を強化・発展」記念社説を1面に掲載―中国共産党90年で北朝鮮紙】2011年7月1日 産経より

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は中国共産党創建90周年祝賀大会が開かれた1日、「朝中親善を重視し代を継いで強化・発展させるのは、私たちの不動の立場、意志だ」とする記念社説を1面に掲載した。

5月の金正日総書記の中国訪問や、中朝友好協力相互援助条約が11日に締結50年となることにも触れ「この歴史的な日を契機に、朝中親善の特殊性が力強く誇示されるだろう」と強調した。

引用、以上。

核問題をはじめとする戦略環境によって、北朝鮮は中国が無ければ生きていくことは不可能に近いので、北朝鮮は中国とは、日米関係以上の蜜月関係を結ばねばなりません。

北朝鮮の生存はひとえに中国の関与如何にかかっており、北朝鮮の指導部は全力を挙げて中国の関心を繋ぎとめておかねばなりません。

また中国側も、北朝鮮をコントロール下に置きつつ、朝鮮半島を分割しておくという現状を維持できれば、よほどのことが無い限りは自国の安全は保てると考えている節があり、北朝鮮との関係を維持していると見ることができます。

このように中国と北朝鮮との間には、切っても切れない関係があり、今回の北朝鮮紙の「朝中親善を強化・発展」を主張する記念社説もその一環であると考えられます。