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2011/06/18 【年収300万円が境目=男性の既婚率-11年版白書】

【年収300万円が境目=男性の既婚率-11年版白書】2011年6月17日 時事より

政府は17日午前の閣議で、2011年版の「子ども・子育て白書」を決定した。

男性の既婚率は所得が増えるに従って上昇する傾向があり、特に「年収300万円を境に大きな差がみられる」と分析。

また、非正規労働者の既婚率は正社員の半分程度にとどまるとして、少子化対策には就労支援が不可欠と指摘した。

白書は、内閣府による11年の調査で、20~30歳代男性の既婚率が年収300万円未満で8~10%、300万円以上では25~40%となったことを紹介。

一方、過去の厚生労働省のデータを基に30~34歳男性の雇用形態と既婚率の関係を調べたところ、非正規労働者は30.2%、正社員は59.6%と倍近い差がみられた。

30歳代の子育て世代の所得は、1997年調査では年収500万~699万円の層が最も多かったが、07年は300万円台が最多となった。

白書は「この10年間で低所得層にシフトした」とし、非正規労働者の待遇向上やフリーターの就労促進に向けた取り組みの必要性を強調した。

【未婚者6割「恋人なし」結婚の分岐点は「年収300万円」内閣府調査】2011年5月11日 産経より

独身の男女約6割が恋人がいない―。内閣府が行った「結婚.家族形成に関する調査」でこんな結果が浮かび上がった。

少子化対策の一環として昨年9~10月にかけ、全国の20~30歳代の未婚、または結婚3年以内の男女1万人を対象に、インターネットで調査。

未婚者で「恋人あり」と答えたのは36月2%だったのに対し、「恋人なし」「交際経験なし」と回答した人は合わせて63.7%にのぼり、未婚者の約6割が、現在交際している人がいないと答えた。

年収をみると、20代男性で300万円未満の既婚率は8.7%だが、300~400万円になると25.7%と一気に増加。

男性の場合、「年収300万円」が結婚の分岐点となっていた。

結婚相手に求める条件では、「容姿」を挙げたのが男性では46月4%なのに対し、女性は33.8%。

一方、「経済力」は、男性は12.4%に対し、女性は67.2%を占め、男女で重視するポイントが違うことが浮き彫りになった。

引用、以上。

記事にありますように、男性の年収と既婚率の間には、明らかな比例関係が見られ、男性が20代でも、30代でも300万円を境に既婚率の大きな差が見られます。※グラフ(時事通信)→http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20110617ax02b.jpg

また、非正規労働者の既婚率は正社員の半分程度にとどまることが判明しました。

非正規雇用(アルバイト、パート、派遣社員、契約社員、嘱託等)の2011年(1~3月期)統計では、男性のアルバイト、契約社員が増えたため、非正規比率は35.4%で過去最高を記録しました。

少子化対策には雇用拡大、景気回復が絶対不可欠であることがハッキリしましたが、民主党政権が続く限り、失業者、非正規雇用が増大し、逆に収入は減る一方で、少子化に歯止めをかけることはできません。

まずもって景気拡大を推し進めることが少子化対策には不可欠です。