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2011/04/14 【福島第一原発より2m高い法面が津波防ぐ、第二原発】

【福島第一原発より2m高い法面が津波防ぐ、第二原発】2011年4月12日 日経より

東京電力は4月9日、放射能漏れが続く福島第一原子力発電所の事故原因である津波について、浸水高さは14~15mで原子炉建屋の敷地のほぼ全域が浸水していたとの調査結果を発表した。

一方、南に10kmほど離れた福島第二原発は取水ポンプなどがある海側の敷地が浸水したものの、第一原発より2m高い法面は越えず、原子炉建屋の敷地に遡上しなかった。

東日本大震災の津波で、それぞれの原発の建物や設備に残った痕跡から浸水高さを推定した。高さの基準は小名浜地方の年平均潮位で、地震に伴う地殻変動の影響は考慮していない。

福島第一原発の場合、想定していた津波の高さは5.7mだった。取水ポンプがある海側の敷地の高さは4mと、想定する津波の高さより低いものの、前面に防波堤を設置したり浸水してもポンプが稼働したりするように対策を講じていた。

ところが、津波は福島第一原発の海側敷地だけでなく、原子炉建屋がある高さ10mの陸側敷地にまで浸入。敷地のほぼ全域が浸水した。

最終的な遡上高さは約14.5mだった。

福島第二原発は想定していた津波高さ5.2mに対して、第一原発と同様に海側の敷地高さは4mと低かったが、原子炉建屋の敷地の高さは12mあった。

海側の敷地では浸水高さが6.5~7mと完全に浸水したものの、津波は背後の法面を越えず、原子炉建屋の敷地へは浸入しなかった。

ただ、1号機の原子炉建屋がある南側敷地側面では、海から直接浸入した影響で14~15mの浸水高さがあった。

[参考記事]

【福島と明暗分けた女川原発 大津波想定、高い敷地に】2011年3月27日 共同より

津波に襲われた東京電力福島第1原発が、危機的な状況を続け住民に退避を強いる一方、より震源に近い東北電力の女川原発(宮城県)は安全に停止、被災した周辺住民が避難所として集う。

太平洋沿岸の2原発が明暗を分けたのは、設計時に想定した津波の違いによる立地の差。

ただ、女川原発にも想定を超えた波が到来しており、避難している住民からは「お世話になっているし、信じるしかない」と複雑な声も漏れた。

福島第1原発が想定した津波は最高約5.7メートル。しかし、実際にやってきた津波は高さ14メートルに及び、海寄りに設置したタンクやパイプの設備を押し流した上に、重要機器の非常用発電機が水没。

東電は原子炉を冷却できなくなる事態に追い込まれた。東電は「想定には設計当時の最新の知見を取り入れたが、はるかに超えてしまった」とする。

一方、宮城県沖地震など幾度も津波に見舞われた三陸海岸にある女川原発で、東北電は津波を最高9.1メートルと想定。海沿いに斜面を設け、海面から14.8メートルの高さに敷地を整備した。

港湾空港技術研究所(神奈川)などの調査では、原発から約7キロ離れた女川町中心部を襲った津波は、原発の敷地の高さと同じ14.8メートル。

津波は一部で斜面を超えた可能性もあり、1~3号機のうち最も海に近い2号機の原子炉建屋の地下が浸水したものの、「重要施設に津波は及んでいない」(東北電)という。

浸水で2号機の非常用発電機の一部が起動しなかったが、別の系統が稼働し、無事停止した。

そんな原発に、周辺から被災した住民が身を寄せる。東北電は敷地の体育館に最大で約360人を受け入れ、食事も提供している。

町内の60代女性は「原発の交付金で町にハコモノばかりでき、何だと思っていたが、それのおかげで命拾いしたので、複雑な思いです」とつぶやいた。

引用、以上。

「法面」(のりめん)とは土を盛ったりしてできる人工的な斜面のことです。

第一原発は原子炉建屋の高さが10m、第二原発は高さが12mのところに建てられており、わずか2mの差が巨大な運命の分かれ道となったのです。

このことは、原発においては、堤防の高さのみならず、敷地の高さも必要であることを教訓として示しています。

今回の福島第一原発事故を通じて、原発の安全性には多くの不備があることが判明しました。

それ以外にも、今回の事故の原因としては、津波・冠水対策、防水・耐水構造、外部電源や非常用発電機、冷却構造、放射性物質を閉じ込める「5重の壁」等に不備や脆弱さがあったと考えられます。

今回、日本の原発の「安全神話」があっけなく崩れ去りましたが、政府や東電は、何重にも安全構造、フェイルセーフ機構を重ね、地道な信用を積み重ねていくことが求められます。


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