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2020/02/02【公共の医療分野にもっと経営感覚を】

 地方自治体が運営する病院の経営赤字が問題になっています。

 過去には、「地域に必要な医療を提供するためには赤字もやむを得ない」とする雰囲気があったことは事実でしょう。
 

 しかし、さすがにこのまま累積赤字が積みあがっていくのは見過ごせないとして、厚労省は医療機関の統廃合の検討に入りました。

 
 また、「病院の運営に経営感覚を」という声も上がり始めているようです。

 地方においても医療は生活の基です。

 その地域の医療を持続可能なものとするためには、経営感覚の導入や規制緩和など、医療改革は避けて通れないと考えます。
 

 特に、医療機関や医師が都市部に遍在する現状がありますが、例えば、地方に特区を設け、混合診療を解禁するなどして高度な医療サービスを提供しやすい環境を整備すれば、地方の医療が活性化するかもしれません。

 これまでは、「医療に経営感覚は馴染まない」との考えがあるかもしれませんが、効率化だけではなく、多様なニーズに応えるという観点からも、「経営マインド」は必要なことではないでしょうか。

 そして忘れてならないのは、医療の現場に霊性という考え方を導入することや、霊的人生観を浸透させることです。

 これこそが、一段の医療の進歩をもたらすことになるはずです。