国民民主党と自由党が合併するとのことです。
いつか見た光景を再び目の当たりにしているようでなりませんが、両党は反安倍政権の旗印のもとに結集したとのことです。
自由党の小沢代表は、立民党の枝野代表にも秋波を送っていますが、枝野氏は合併を否定しています。
しかし、その枝野氏も反安倍政権の旗印のもとでの野党共闘には積極的です。
ですから、合併の進展に関わらず、夏の参院選は、野党共闘が進めば、自民対野党の様相がはっきりし、特に1人区では自民候補者と野党統一候補者の一騎打ちになるものと予想されます。
しかし、こうした選挙の構図は有権者にとって有益なのでしょうか。
結局は、安倍政権か反安倍政権かの2択でしかなく、多様な有権者の思いを国政の場に反映できているとは言えません。
特に、夏の参院選は、衆参同時選挙の可能性も噂されています。
衆院選では小選挙区制が導入されていますが、1人しか当選しない小選挙区制では、参院選1人区と同じ構図になると予想されます。
各政策をつぶさに見ると保守のはずの自民党は、国家社会主義と見まがうばかりのものが数多くあります。
だからといって、自民党以外に投票しようと思っても、左翼政党が推す人物しか候補者がいないというのであれば、有権者にとっては酷というものです。
やはり中選挙区制を復活させるべきではないでしょうか。
なぜならば、複数の当選者が出る中選挙区制は、複数の政党から候補者が立ち、幅広い有権者のニーズを国政に反映しやすくなるからです。
今こそ、中選挙区制復活の国民的議論を進める必要があると考えます。