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2019/02/24【沖縄を守るために】

 政府は、普天間基地を辺野古に移設する最も大きい理由として、「市街地に隣接した普天間基地の危険性除去」を挙げています。

 しかし、より正確には「普天間基地の危険性を除去しつつ、対中抑止力を維持するため」です。

 にもかかわらず、政府は中国の脅威にほとんど言及しません。

 これに乗じるように沖縄の地元メディアでは、中国の脅威が正しく伝えられていません。

 よって、地元沖縄では「沖縄に米軍基地が必要な理由」が見えなくなっているようです。

 
 更には、「中国が戦争をしてまで他国の領土を奪うはずがない」という声まで聞こえてきます。

 しかし、第二次世界大戦後、中国共産党政府は、当時独立国であった東トルキスタン(現:ウイグル自治区)やチベットなどを侵略し自国に組入れています。

 その後も、隣接するベトナムやソ連、台湾などとの間でも武力衝突を繰り返してきた経緯があります。

 更に、中国の教育では、日中戦争を日本による侵略と教えており、旧日本軍に対する憎悪を植え付けています。

 こうしたことから、「中国には日本を侵略する権利がある」と考える人も少なくないようです。

 これを裏付けるように、「沖縄はもともと中国のものである」とか「中国が沖縄を解放する必要がある」などと公言する中国政府関係者もいます。

 中国の軍事力は急速に拡大し、対外作戦能力の向上は著しいものがあります。

 対する日本の防衛力は防衛費が一向に増加しないことから分かる通り、横ばいのままといえる状況です。

 
 こうしたことから、沖縄を守るために今は米軍が必要なことは明らかです。