第2次安倍内閣が発足して6年となりました。
安倍首相は改憲への意欲を見せており、国会では改憲勢力が発議に必要な3分の2を占めています。
しかし、今のところ他党の理解が得られていたいため、次の国会で改憲案を発議することは難しいと見られています。
日本がおかれた状況を踏まえれば、主権国家として当たり前の自衛権を確立して、抑止力を高めることができるように憲法を改正することが急務です。
そうした中で安倍首相は、改憲に当たって多くの国民から賛成を得やすい改憲案を掲げようとしています。
それは、改憲への道筋をつけるという意味では評価できる部分もありますが、世界で標準的に考えられている自衛権を確立するには不十分です。
首相には、今後の政権運営に当たって、堂々と憲法改正の必要性を語って頂きたいと思います。
その上で、解釈次第で180度異なる国家方針を打ち出せるような曖昧な憲法ではなく、明解な改憲案を打ち出してほしいと考えます。