日中韓首脳会談が5月に日本で開催される予定ですが、その際、中国の李克強首相が北海道を訪問する方向で調整が進んでいるとのことです(※)。
日中の地方代表が参加する会議に出席するためとの名目のようですが、中国首脳による北海道訪問は稀であることから別の思惑も感じられます。
日本全国では、中国人のよる土地買収が進んでいます。
中でも北海道は7万ヘクタールもの土地が、中国人に買い占められていると言われています。
この中には純粋に個人による経済活動もあると思われますが、国家やその関連団体により戦略的な意図を持って買収が進められていることも考えられます。
水資源の確保、中国人街の構築などの他に、最近注目されているのが、北極海航路の中継地としての重要性です。
北極海では、夏季の凍結海域の減退により、ベーリング海峡を通ってヨーロッパに抜ける航路が開拓されましたが、中国もこの航路の価値に気づいていいます。
中国にとって、航路上の中継地になり得る国は、日米露しかなく、米露に比べて日本は手なずけ易いと考えても不思議ではありません。
将来の中継地として、経済的にも軍事的にも利用したいという思惑のもと、その地ならしとして李首相が北海道を訪問することが考えられるのです。
中国首脳による地方の訪問には、何らかの戦略的意図があると見て間違いないので、日本も警戒を強めておく必要があります。
※:4月8日付共同通信https://www.47news.jp/news/2249871.html
【参考】:The Liberty Web「釈量子の志士奮迅」https://the-liberty.com/article.php?item_id=14249