カジノを含むIR整備に関する法案について、与党協議がまとまりました。
カジノの利用に関してハードルを下げたい自民党に対して、入場料の設定や依存症対策関連の法案の整備などで利用に一定の制限を設けたい公明党の方針は一定の評価ができるものです。
しかし、宗教団体を母体とする政党であれば、連立維持への配慮があるにせよ、神仏の眼から見たならばカジノの利用拡大には最後まで反対するであろうという予想は外れました。
カジノなどの賭博は、民間が賭場を開くと賭博開帳図利罪で罰せられますが、なぜ政府が賭場を開いても罰せられないのか、納得のいく説明がなされていないのではないでしょうか。
仏教を始めとした主だった宗教は、人間としてやってはいけないことを示したり、目指すべき道徳を示したりしています。
その中で、ギャンブルにふけることも戒めているのが一般的な宗教の姿です。
幸福実現党は、日本初の本格的な宗教政党であると公言しています。
その幸福実現党は、カジノを含むIR整備に関する法案については、はっきりと反対の立場です。
経済振興のためにカジノを活用するというのであれば、別の振興策を提示すべきではないでしょうか。
経済振興のためには、何でもありと言うのでは、日本の行く末が心配されてなりません。