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2018/03/31【社会保障の問題の解決には人口の増加を】

 新年度予算が成立し、一般会計の総額は97兆7千億円余りと過去最大となりました。

 予算が増え続ける最大の要因は、社会保障費の増大です。
 

 国家予算はここ30年で35兆円程度増えましたが、その内で社会保障費は約20兆円も増えています。

 このまま社会保障費の増大に対し抜本的な解決策を打ち出せなければ、財政再建は遠のくばかりか、国民一人当たりの負担額もますます増えていきます。
 

 実は、この社会保障費の問題は人口問題であるとも言えます。

 少子化が進み高齢人口が増えた歪な人口構成が、社会保障費の増大を招いているのです。
 

 この問題を根本的に解決するためには、人口増加を図るしかありません。

 そのためには、もちろん出生率を上げる政策を実施する必要がありますが、それと同時に移民の受け入れを真剣に検討すべきではないでしょうか。
 

 現在の中国の国力の源泉も、結局は13億とも14億とも言われる人口です。

 GDPが逆転されたとはいえ、中国の10分の1にも満たない人口でありながら中国と肩を並べる日本の国力は驚異的とも言えますが、このまま日本の人口が減っていけば、どんどん国力が失われてしまいます。
 

 ですから、人口が減ることを前提に政策を立てるべきではありません。

 政府はまず、人口を増加するビジョンを示すべきではないでしょうか。