幸福の科学出版から、北朝鮮の金正恩委員長の霊言が数冊発刊されていますが、昨年秋に収録された直近の霊言では、金委員長の弱気とも取れる発言が印象的でした。
普段は、強気の発言で虚勢を張っているようにも見える金委員長だけに、トランプ大統領による包囲網が相当堪えているのでしょうか。
実際、北朝鮮は、年末年始にかけて核や弾道ミサイルの実験が鳴りを潜めたかと思いきや、今度は韓国の平昌オリンピックに参加する意向を示してきました。
北朝鮮は、自身に融和的な韓国の文政権を利用して、何とか制裁を骨抜きにしたり、支援を引き出したりすることを目論んでいるのかもしれません。
このように自国の体制を守ることに汲々としている北朝鮮ですが、北朝鮮が核と弾頭ミサイルの開発に固執しているのも、「自国の体制を維持するため」というのが北朝鮮のみならず国際的な見方です。
これに対し、金委員長の過去の霊言では、自身が朝鮮半島を統一するという野望を持っていることを明かしています。
「体制維持に精一杯の北朝鮮が、そこまで考えているのか」と奇異に感じた人もいたのではないでしょうか。
しかし、米国の最新の分析でも、北朝鮮は、核兵器の開発について、体制の維持だけではなく、朝鮮半島の統一も視野に入れているとの見方を示しています(※)。
核開発で、体制維持だけでなく、豊かな韓国が手に入ると考えているのであれば、紆余曲折があったとしても、北朝鮮が核を手放すことなどあり得ないのではないでしょうか。
ですから、韓国が危機感を持つべきことはもちろん、韓国が核で北朝鮮の手中に落ちるのであれば、日本も北朝鮮の核で隷属する憂き目に遭うということを考えておかねばなりません。
このように、極めて宗教的な霊言という事象は、極めて現実的な外交という場において、多くの示唆を与えているということが分かります。
※:1月24日付CNNニュースhttps://www.cnn.co.jp/world/35113624.html?tag=top;topStories
【参考】:大川隆法著『守護霊インタビュー 金正恩 最後の狙い』幸福の科学出版https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1930