関東地方は久しぶりの大雪となり、交通が麻痺するなど私たちの生活に影響が出ています。
生活への影響は交通に留まらず、電力供給にも及んでいます。
東京電力は、大雪が降った22日、火力発電所の一部がトラブルで送電できなくなり、気温の低下と相まって、電力供給に十分な余裕が無くなったため、管内の利用者に対し節電を呼びかけました。
東日本大震災以降、東京電力を含めた日本の電力供給について「原発が無くても供給不足は起こらなかったので原発は必要ない」という意見もありますが、今回の大雪で、実際は不測の事態に対処できない可能性があることが改めて浮き彫りとなりました。
今回の電力供給不安は、火力発電所のトラブルが影響していますが、現在の日本の電力供給は火力発電が多くを占めています。
火力発電は、発電所のトラブルだけではなく、海外からの輸入に頼っている化石燃料が滞る事態もゼロではないということを念頭に置いておく必要があります。
また、太陽光発電など再生可能エネルギーを増やすことも必要ですが、太陽光発電は、今回のように「真冬の寒い夜」など電力が必要な時に役に立たないことがあるということも認識しておく必要があります。
やはり日本にとってエネルギーの安定供給のためには原発は必要です。
原発は、国の安全保障にとっても重要なインフラなのです。
日本は、福島第一原発の事故を経験した国として、世界一安全な原発を造って世界に貢献すべきではないでしょうか。