自民党は、北朝鮮の弾道ミサイルを想定して、シェルターの整備を検討するワーキングチームの初会合を開催しました。
幸福実現党が既に何年も前から核シェルターの必要性を訴え続けてきたのに対し、自民党もようやく検討を始めたようです。
このワーキングチームは、昨年9月に発足していましたが、検討開始が遅れた理由の一つとして、先の衆院選を上げています。
選挙対応で忙しかったということのようですが、もしも「幸福実現党の言う通りシェルターは必要であるが、選挙でシェルターの必要性を声高に訴えると、戦争のイメージを想起させるので票にならない」と考えたのであれば、責任与党としては如何なものでしょうか。
国民の生命と安全を守るために真に必要な設備であれば、何よりも優先して議論するべきではないでしょうか。
幸福実現党が先駆けてシェルターの必要性を訴えた当初は、平和を謳歌している日本には場違いな雰囲気がありました。
しかし、時を経て結局、幸福実現党が指し示した方向に現実の政治が動き始めました。
今回の動きは評価できるものではありますが、本来であれば、国の将来像を指し示すことも与党の役割の筈です。
その意味で、幸福実現党は与党の資質が既にあるということではないでしょうか。
「幸福実現党は国政の場に議席が無いので、政治的な実績が無い」などと言う声も聞きますが、今回のように幸福実現党の言論は、既に国政に多大な影響を与えているということが分かると思います。