民進党の蓮舫代表が、党勢を回復できない責任を取って辞意を表明しました。
同じ日、少し遅れて今度は、稲田防衛相が南スーダンPKO部隊の日報隠ぺい疑惑の責任を取って辞任する意向と伝えられています。
蓮舫氏にとっては、辞任という重い決断をしたにもかかわらず、稲田氏の辞任報道で注目度が薄まってしまいました。
一方で、稲田氏にとっては、政権への痛手となる防衛相の辞任ですが、蓮舫氏の辞任で注目度を分散させることに成功しました。
蓮舫氏は、自民側にうまく利用された印象です。
なぜこの時期の辞任なのか?、蓮舫氏は政治リーダーとして深謀遠慮に欠けていたと思われてしまうのではないのでしょうか?
蓮舫氏を筆頭に、民進党は“政権批判には熱心”で、その様子は数多く報道されています。
しかし、与党に取って代わる政策を示せたのかというと、その印象がありません。
例えばその典型的な例が、「憲法改正」についてです。
新たな条文を加えるだけとは言え、安倍政権は曲がりなりにも憲法改正の姿を具体的に示していました。
しかし、対して、民進党は憲法改正に賛成なのか反対なのかよく分からないスタンスのままでした。
民進党は野党第一党なのですから、日本を“どのようにしていきたいのか”という方向性を、国民に示す必要があったはずです。
しかし、一方の安倍政権も凋落傾向が著しく、経済指標を見る限り、看板政策のアベノミクスの破綻も明らかになりつつあります。
よって、このままでは日本の未来は到底明るくはならない印象です。
であるならば、民進党の前進である民主党が圧勝した時に生まれた幸福実現党は、「この国の国民の未来を照らす光となりたい」という思いで立党され、日本のあるべき姿を明確に指し示してきました。
だから、幸福実現党こそ、日本の政治に新風を吹き込む存在で有ると考えます。