都民ファーストの会を支援する国会議員が、同党が国政に進出する意欲があるという考えを示しました。
都議選を予想以上の圧勝で制した勢いに乗じて、次期衆院選までに国政政党を立ち上げたい思惑のようですが、安倍一強を突き崩したいという勢力が同調する動きもあるようです。
先の都議選での都民ファーストの会の勝利は、小池人気が続いているといことを示しているとの分析がある一方で、オウンゴールとも言える失態続きの自民党や、党勢を回復できない民進党のどちらにも投票したくないという有権者の受け皿になっただけとの見方もあります。
確かに、既成政党で考えると、今まで自民や民進党を支持していた有権者が、公明や共産に流れるとは考えにくいので、人気があるうちに都民ファースト系の国政政党を立ち上げれば、フランスのマクロン大統領の新党のように勢力を伸ばすことができるかもしれません。
しかし、就任から1年の小池都政の成果を冷静に判断すれば、小池人気が今後も続く保証はありません。
そして何よりも、都民ファーストの会が国会に進出して何をやりたいのか、明確な目標なり理念なりが見当たりません。
ブームのような流れに乗って、やろうとしていることは自民や民進とあまり変わらなかったというのであれば、有権者に失望をもたらすだけではないでしょうか。
何か、大阪維新の会がマスコミにもてはやされて国政に進出した時と同様の印象を受けます。
ブームに乗ろうとして参集する政治家には、本当に国家・国民のためという思いが薄らいでいるようにも見えかねません。
幸福実現党の立党には、国家や国民への愛が貫かれています。
無私の心で日本を繁栄に導くことができる新たな政党は幸福実現党だけではないでしょうか。