「都民ファースト大勝、自民大敗」の速報が流れる中で、将棋の藤井聡太四段の連勝ストップのニュースが各紙ネット版のトップを飾っていたことには少し複雑な思いですが、この選挙結果に既成政党は戦略の見直しを迫られることは必至です。
小池都知事の人気は依然高かったと言え、小池氏を支持する勢力が都議会の過半数を占めたことで、小池氏にとって安定した都政運営の見込みが立ちました。
ただ、当選した都民ファーストの会の候補者の中には、元自民、元民進の人物が少なくなく、他は新人が大半です。
また、勢力を維持した公明は、国政では自民と連立していながらも、都政では自民と対立するという、不思議な事態です。
こうしたことから、都民ファーストの会とその支持勢力は、どうしても小池人気にあやかっているように見えてしまいます。
選挙で勝てるところに参集する、これが今の政治の現実なのかもしれません。
だとすると、何らかの理念や精神的主柱に集まっている訳ではないので、小池人気が衰えると、都民ファーストの会とその支持勢力は瓦解することが懸念されます。
かつての小泉チルドレンや、安倍チルドレン然りです。
これに対し幸福実現党には、国家が漂流することが無いように、そして、国民が不幸のどん底へと突き落とされることが無いように、政治に精神的主柱を打ち立てることを目指しています。
幸福実現党なら、ぶれることなくはるかなる無限遠点を目指して戦い続けて行くはずです。