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2017/06/06【ネット規制を強化しても根本解決にならない】

 中国で民主化を求める学生などが武力鎮圧された天安門事件から4日で28年が経ちました。

 事実上の一党独裁である中国共産党は民主化運動が広まることを極度に恐れており、あらゆるメディアから天安門事件に関する事柄を一掃し、天安門事件そのものを中国の歴史から無かったことにしようとしています。
特に、インターネットを介して民主化運動が広まることに神経を尖らせており、膨大なリソースを投入してインターネットの監視を強めています。
 

 しかし、中国政府であっても海外のサーバー上の情報までも統制することは困難であり、民主化を求める中国国民の熱意は、様々な抜け道を介して情報を入手することになるでしょう。
私たち日本も、天安門事件を風化させないよう努める必要があります。

 こうした中、イギリスではイスラム過激派の思想に感化されたとみられる人物による度重なるテロ事件を受けて、メイ首相がインターネット規制の強化を訴えています。
インターネット上であっても、明らかに不適切な情報は何らかの形で規制する必要がありますが、いくら規制を強化しても、なぜ過激思想に傾倒するのか、なぜ宗教対立があるのかといった根本的な部分に光を当てなければ、規制する側と規制をかいくぐる側のイタチごっこになるのではないでしょうか。

 宗教対立を終わらせるには宗教の力が必要です。
幸福の科学は、思想的な部分からキリスト教とイスラム教の対立を解消するための考え方を示しています。