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2017/05/27【教育行政が歪められている!?】

 森友学園問題に続いて、加計学園問題で安倍政権が追及を受けています。
今度は、安倍首相の友人が経営に関わる学園に獣医学部を新設するにあたり、官邸から文科省に圧力があったのではないかと疑われています。

 文科省の前事務次官が官邸からの圧力を示す文書の存在を暴露したのに対し、政府は省内の調査ではそうした文章は存在していないとしています。
更に、同事務次官がいわゆる「出会い系バー」に出入りしていたとマスコミにすっぱ抜かれ、その情報源は政府側ではないかと疑われています。

 同事務次官は、文科省の天下り問題で今年一月に退任したばかりですが、政府としては、天下り問題と合わせて、そうした如何わしいところに出入りするような人物は、信用できるような人物ではないとの印象を与えたい思惑を感じます。

 そもそも、そうした人物を事務次官に任官したのは安倍政権であり、任命責任は安倍首相にもあるはずですが、そうした人物が教育行政の事務方トップに就いていたということ自体が残念です。
 

 現時点で問題の真相は明らかになっていませんが、教育行政が歪められていたということは事実のようです。
政府・文科省が誤った教育を是正するのであればいいのですが、特定の個人や団体に便宜を図ったり、選挙戦を有利に運ぶために権限を行使したりしているのであれば大きな憤りを感じます。

 今の日本では、政府や文科省からの不当な影響力を回避して、理想の教育を実践するには、「私塾」に望みを託すしかないのではないでしょうか。