岸田外相は、米国が在日米軍基地を使用して北朝鮮に対し軍事行動を行う場合、日本と事前協議を行う法的義務があるとの認識を示しました(※)。
これは日本の主権を守る上で当然のことです。
この北朝鮮に対する米軍の軍事行動とは、万一、北朝鮮が韓国を攻撃したとして、米韓同盟に基づいて米軍が韓国を支援・防衛する際に、在日米軍基地を使用する場合も含まれるということを明確にしておくべきです。
もちろん日本としては、同じ民主主義の価値観を有する韓国を支援し、いわゆる赤化統一などと言う事態は何としてでも避けるべきと考えますが、事前協議の対象である以上、在日米軍基地の使用を認めない事態もあり得るということになります。
この様な、日本政府が認めないと決断を下す場合は、韓国に対する日本国民の感情が極度に悪化している状況が想定されます。
そして、もう一つは、北朝鮮が日本を攻撃すると脅して国内に厭戦気分が広がった場合が考えられます。
「北朝鮮の戦争に巻き込まれたくない」という雰囲気が広がれば、政権の判断によって、みすみす韓国を見捨てることにもなりかねません。
しかし、私たち日本は、悪意を持った国から自国を守り、アジアを守るために、リーダー国家とし武力行使も辞さないという気概を持つべきと考えます。
同時に、韓国自身も、これまでの様に日韓関係を政争の具にするのではなく、日本と如何に関係強化を図っていくかに力を注ぐべき時です。
※:4月20日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20170420/k10010955111000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_010