米国のトランプ次期大統領は、中台関係について、「貿易などで合意できなければ、なぜ『一つの中国』に縛られる必要があるのか」と述べました(※)。
台湾は国のリーダーが選挙によって決まる民主主義国家であるのに対し、大陸側の中国は事実上の一党独裁国家です。
にもかかわらず、多くの政治家は台湾を国家として認めず、北京政府に阿ってきただけに、米国の次期大統領であるトランプ氏の発言にすっきりしたという人も多いのではないでしょうか。
日本は、大陸側の中国と国交を結ぶにあたり、台湾を見捨てたと言われても仕方のない行いをしました。
それは結果的に正しい選択だったとの評価もありますが、正義の観点からは、国家として筋の通った対応とは言えない部分があります。
にもかかわらず日本の政治家の多くも台湾問題を避けたがります。
しかし、幸福実現党は、予てから、日台関係に関する基本法を制定し台湾と関係を強化することを訴えています。
その上で、台湾を独立国家として承認・国交回復を目指すとしています。
今回のトランプ氏の発言の真意は明確になっていませんが、台湾問題についても、トランプ氏と幸福実現党の考え方に共通点があることがわかります。
※:12月12日付産経新聞http://www.sankei.com/world/news/161212/wor1612120010-n1.html