東京都知事選が告示され、幸福実現党の七海ひろこ氏をはじめ過去最多の21人が立候補しました。
既成政党の枠組みでは、自民が小池氏と増田氏で事実上分裂したのに対し、鳥越氏を民進、共産、社民、生活が先の参院選の一人区と同様に統一候補として推しています。
この野党統一候補について、先の参院選では、野党間の政策の違いは脇に置いて、安保法制の廃止や立憲主義の回復を掲げて共闘したはずですが、日本の首都とは言え、一地方自治体の首長を決める選挙で、参院選と同様に共闘する大義があるのでしょうか。
折しも、天皇陛下が生前退位の意向を示されたとの報道がなされ、皇室典範のあり方や、憲法議論にまで波及することが指摘されるなどして、皇室に対する国民の関心が高まっています。
そうした中で、共産党は戦後も皇室について否定的な立場を貫いてきましたが、その立場を改めるとの話はありません。
共産党は、昭和22年以来欠席していた天皇陛下を迎えて開催している通常国会の開会式に、今年に入って参加するようになりましたが、これも本心を隠して野党共闘を円滑に進めるためたいという思惑が見て取れます。
そこには、皇室に対する心からの尊崇の念というものが感じられない人も多いのではないでしょうか。
こうした政治の基本的な部分で考え方が全く異なる政党が共闘するというのは、野合そのものです。
都知事選では、国会の政争をそのまま持ち込むのではなく、日本の首都として東京がどうあるべきかという前向きなビジョンを示せる人物を選ぶべきだと考えます。
幸福実現党の七海候補は、「東京No.1宣言」を掲げています(※)。
大いに期待したいと思います。
※:幸福実現党七海ひろこ公式ホームページhttp://nanami-hiroko.net/