共産党の参院選での憲法に関する公約は、「前文を含む全ての条文を守る」とのことです。
共産党の歴史を見れば、本心で言っているのか、本当に信じていいのか、大いに疑問です(※)。
憲法とは、その国の法律の基となるものであり、その国の国民の規範とも言えるものですが、現行の日本国憲法は、戦後、米軍の統治下で作成され、実質的に米国に押し付けられたようなものです。
ですから、本来であれば、日本人の手で日本に合った憲法を作り上げることが理想のはずです。
共産党は、日米同盟に反対の立場であり、戦後の日本の政策について、常々「米国追従」などとして政権を批判してきました。
その共産党が、現行憲法を一言一句に至るまで守ると言っているのですから、共産党の姿勢こそ「究極の米国追従」ではないでしょうか。
共産党は天皇制にも反対してきたので共産党の本心としては、「本当は共産党の考える方向に憲法を変えたいけど、憲法改正を掲げると、国会で多数を握る自民党の考える方向に憲法を変えられてしまうので、今は護憲を訴えた方が得策である」ということではないでしょうか。
自民党は、必要な政策であっても、選挙に不利とみると、その政策を争点から隠します。
その自民党を批判する共産党も、党利党略により本心を隠しているように思えてなりません。
票のためには、与党も野党も本心を隠す。
こうした日本の政治状況に一石を投じるのが、例え票にならなくても日本のために正論を言い続ける幸福実現党だと確信します。
※:6月12日付The Liberty Web「日本共産党は『憲法9条』に反対していた 二書から読み解くその正体」http://the-liberty.com/article.php?item_id=11466