6月
08

2016/06/09【“9条こそ憲法違反”を最初に言ったのは誰か!?】

 タレントのケント・ギルバート氏が、「9条こそ憲法違反」だとして、憲法改正の必要性を訴えている記事がありました(※1)。

 どこかで聞いたフレーズだと思ったら、既に幸福の科学の大川隆法総裁が、一年前の5月に宇都宮市で行った講演会で言及して、世の中にインパクトを与えたものでした。
講演の内容は書籍にもなっていますので、多くの方が目にしているはずです。

 この講演会で大川総裁は、「主権者である国民が、防衛をしようとしてもできないことになっているので、憲法9条自体が国民主権に違反し、憲法違反である」と、現行憲法の本質的な問題点を喝破しています(※2)。

 もともと、現行の日本国憲法は、その出自において、十分な時間を掛けて練られたものでなければ、日本人の意向が十分に反映されているものでもありません。
にもかかわらず、施行後70年近くを経ても一度も改正されることなく、「憲法解釈」を積み上げて運用されてきました。

 その結果、憲法9条で明確に「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と謳っているにも拘らず、戦力以外の何物でもない自衛隊は保持してもよいという真逆の解釈がまかり通っています。

 今や国民の多くが自衛隊の必要性を認めています。
しかも、中国共産党指導部の真意を推し量れば覇権拡大の意図が強く、日本としては抑止力として防衛力を高めることが喫緊の課題です。
自民党は、党是として自主憲法制定を掲げておきながら、選挙で不利とみると、その旗を隠します。
それは、今回の参院選でも同様ではないでしょうか。

 やはり正々堂々と憲法改正の必要性を訴えるべきです。
憲法改正を急がねばならないという危機感を本当に理解している政党は、幸福実現党だけではないでしょうか。

※1:6月8日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/160608/plt1606080045-n1.html
※2:2015年6月5日付The Liberty Web  http://the-liberty.com/article.php?item_id=9724