安倍首相が来年4月の消費増税の見送りを決めたとのことです。
具体的には、2年6ヶ月先延ばしにするというものです。これは、明らかに安倍政権の経済運営の失敗を意味します。
麻生財務相などは先延ばしに反対しており、先延ばしにするのであれば衆議院を解散して信を問うのが筋との声も上がっています。
しかし、前回の衆院選と同じ増税先延ばしを理由に国民に信を問うことこそ、筋が通らないのではないでしょうか。
また、民共など野党4党は、増税先延ばしはアベノミクスが失敗したことを示すもので、安倍政権は退陣すべきだなどとして内閣不信任案を提出する意向です。
しかし、民進党の前身の民主党は、安倍政権が発足しアベノミクスが軌道に乗っているかのように見えていた時期に、アベノミクスの本質は民主党政権の経済政策と同じだと国会論戦などで主張していました。
これに対し、安倍首相は、「民主党には申し訳ないが政治は結果が全てだ」として取り合いませんでしたが、民進党は、今度は手のひらを返すように、アベノミクスの失敗を理由に、安倍政権を攻めているのですから、こちらも全く筋が通っていません。
一方で、幸福実現党は、アベノミクスの経済政策は基本的に正しいが、一点、消費増税の実施により日本経済は回復しないと主張していました。
今の状況は、まさに幸福実現党が主張してきた通りになっています。
よって、「筋が通っている」政党を挙げるとれば、一貫して減税からの経済発展を主張している幸福実現党ではないでしょうか。