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2016/05/26【資本主義の精神を取り戻す場となるか!?】

 伊勢志摩サミットに向けて、オバマ大統領をはじめ各国の首脳が続々と来日しています。
今回のサミットでは、国際秩序や世界経済などについて話し合われる予定です。

 この内、国際秩序については、テロ対策や中東政策で引き続き各国で協力することが確認されることになるでしょうし、南シナ海などで強圧的な海洋進出を続ける中国に対しては、自由や法の支配といった価値観に基づいて対処することを確認する程度になるでしょう。

 先行きの不透明さが増す世界経済については、どこまで足並みをそろえて具体策を講じられるかが注目されます。
特に、景気刺激策として財政出動もいとわない日本に対して、ドイツは財政の健全さこそ重要であると考えています。
それぞれの主張には一長一短がありますが、日本もEUも中央銀行がマイナス金利を導入しています。

 幸福の科学の大川隆法総裁は、24日に行われた大講演会『救いのメカニズム』で、「資本主義の精神」の大切さについて言及しています(※)。
マイナス金利は一時的には有効な場合もありますが、お金を預けても目減りして戻ってくるとなると、健全な経済発展は望めません。
そこには、G7各国が大切にしてきたはずの本来の資本主義の精神が無いからです。

 今回の伊勢志摩サミットが、資本主義の精神を取り戻す場となることを期待したいと思いますが、安倍首相にその度量があるか注視したいと思います。

※:5月24日付The Liberty Web「The Perspective ―大川隆法 時事説法―」http://the-liberty.com/article.php?item_id=11399