フェイスブック(FB)が情報操作しているとの疑惑で、米上院などが調査を行っています。
FBは、大規模なSNS(インターネット上の交流サイト)で、世界中で数億人が利用しているとされています。
疑惑は、最近の話題を集めたFBのページで、意図的に保守系の話題を排除していたということです。
FB側は、疑惑を否定していますが、現時点で最終的な確認はとれていません。
一般の人の多くは、人気のSNSや検索サービスが、偏向しているなどと考えたことは無いのではないでしょうか。
しかし、多くの情報の中から利用者が必要としている情報を集めるこうしたサービスは、そのサービス提供事業者の意向でいくらでも偏向した情報を提供することが可能であることを認識しておくべきと考えます。
もちろん特定の政治的な立場で情報を発信すること自体が必ずしも悪いことではありません。
問題は、中立的な立場を装っておきながら、特定の考え方に導こうとすることなのです。
ITやAIの発達につれて、こうした行為がより巧妙化する可能性があります。
幸福の科学の大川隆法総裁は7年以上前に、「ほかの人が全然分からない仕組みをつくって世界のシステムを統一し、裏から情報操作をして世界を動かそうとする“新しい独裁者”が出てきたとき、ほとんどの人は分からないまま情報操作に踊らされ、ものすごい被害を受けることになるのです」と指摘しています(※)。
ITを使った情報ツールは便利ですが、やはり情報を峻別するための基礎知識を身に着けておくことがますます重要になっています。
※:大川隆法著『日本の繁栄は、絶対に揺るがない』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=118