北朝鮮のメディアは、党大会での金正恩第一書記の演説を放送しました。
その中で金正恩氏は、北朝鮮が核保有国であると改めて宣言し、今後も核開発を進めるとする一方で、核の先制不使用や世界の非核化に言及しました(※1)。
この「先制不使用」や「非核化」への言及は、一見、従来の北朝鮮の恫喝外交から軟化したとも取れます。
しかし、核の先制不使用については、「侵略的な敵対勢力が核で自主権を侵害しないかぎり」という前提条件が付いており、「核による自主権の侵害」という曖昧な定義を持ち出すことにより、自らの判断で如何様にも先制攻撃を正当化できるということになります。
また、世界の非核化は、米国だけでなく中露の核も対象としているということであり、従来、北朝鮮が主張してきた朝鮮半島の非核化から後退しています。
要するに北朝鮮の強硬な姿勢は何も変わっていないということです。
このまま北朝鮮が核兵器の増強を続ける一方で、万一、日米同盟に亀裂が生じるような事態になった場合、北朝鮮は核攻撃を示唆して日本を脅すことができてしまいます。その時、日本はどうするのでしょうか。
このほど、幸福の科学の大川隆法総裁は、金正恩氏の祖父にあたる故金日成主席の霊言を収録しています(※2)。
今後、日本をはじめとした国際社会が北朝鮮と向き合っていくために、本霊言は多くの示唆を与えています。
今まで霊言の中で言及された新たな視点は、霊言の発表以降にメディアに取り上げられるようになることが多々あるように感じます。
特に政治に関係する霊言は、最近では多くの政治家とその関係者が、表向きには関心が無いとしつつも有益な情報源にしていると聞きます。
是非、ニュートラルな態度で、霊言をご覧になっては如何でしょうか。
※1:5月8日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160508/k10010512761000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_004
※2:5月8日付The Liberty Web「公開霊言抜粋レポート」http://the-liberty.com/article.php?item_id=11299