米大統領の予備選は、保守・共和党ではトランプ氏の指名獲得がほぼ確実な情勢となってきました。
共和党の指名獲得は現時点で最終的には確定していないものの、政治経験に乏しく、過激な発言で物議を醸すトランプ氏の指名獲得を、誰が予想したでしょうか。
大方のマスコミも、トランプ氏の躍進は一過性のブームに終わると見ていました。
そうした中で、幸福実現党の中ではトランプ氏が早くから注目されていました。
トランプ氏は、差別主義者、女性蔑視、あげくの果てにヒトラーなどと揶揄されながらも、トランプ氏の支持者からは、古き良き米国の強いリーダーと見られていたのではないでしょうか。
今後、指名を獲得した場合、トランプ氏の過激な発言がどう変化するか注目されますが、仮に民主党ではヒラリー氏が指名を獲得するとなると、大統領本選は楽な戦いとはならないでしょう。
日本では、日米同盟の片務性解消を求めるトランプ氏の大統領への就任を憂慮する声がありますが、仮にヒラリー氏をはじめとした民主党の大統領が続いた場合、外交は基本的にオバマ路線を引き継ぐ可能性が高いため、相対的に米国の力は弱まり、中国の覇権拡大が進むという危惧があります。
ですから、日本にとっては、強い米国の復活を志向する共和党の大統領の方が安全保障面で有益であり、その意味でトランプ氏の大統領就任を歓迎すべきではないでしょか。
日米同盟の片務性解消を求めるトランプ氏は、日本に対し必要な役割を果たせと言っているにすぎないということです。
まだまだ米国の大統領選は長い戦いが続きますが、いずれの候補者が米国の大統領になったとしても、日本は防衛力の強化を図っていく必要があると考えます。
【参考】:大川隆法著『守護霊インタビュー ドナルド・トランプ』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1613