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2016/04/19【日本の地形や気象を熟知した在日米軍の力を借りる】

 熊本地震で、日本政府は米軍からの支援の申し出を受け入れ、米軍による物資の輸送などが始まりました(※)。
 

 この輸送任務には、米海兵隊の新型輸送機「オスプレイ」も参加しています。
日本政府は、オスプレイは今回の任務に適しているとしていますが、県内や離接県の被災地と物資の集積地を結ぶだけならば、自衛隊などのヘリコプターで十分対応が可能なので、政治的な意図を感じるとの指摘もあります。

 ただ、ヘリコプターに比べてのオスプレイの最大の強みは、速度と航続距離ですので、被災地から遠く離れたところから、迅速かつ直接、被災地に物資や人員を輸送する必要がある場合は、オスプレイ特有の能力を生かすことができます。

 いずれにせよ最も大切なことは、如何に被災者のニーズに即した支援ができるかと言うことです。
そのために政府は持てる能力をフルに活用すべきですから、日本の地形や気象を熟知した在日米軍の力を借りないという手はありません。

※:4月18日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/160418/plt1604180040-n1.html