北朝鮮は、先週、大陸間弾道ミサイル用のエンジンテストに成功したと発表したのに続いて、今度は移動式の弾道ミサイルを発射する兆候を見せています(※)。
北朝鮮が2月に発射した事実上の長距離弾道ミサイルは、液体燃料を使用しているため長期間にわたってミサイル内に予め燃料を保存できず、発射にあたっては燃料注入作業が必要となり、発射の兆候を察知することは比較的容易です。
対して、今回のミサイルは固体燃料を使用しているとされ、燃料注入作業が必要なく、移動式の発射台と組み合わせれば、発射の兆候が分かりにくいとされます。
北朝鮮が、核やミサイルの技術を誇示するということは、孫氏の兵法からすれば虚勢を張っている要素が多分に考えられますが、それでも核や弾道ミサイルの技術は着実に進展していると見て間違いありません。
しかし、ここまで北朝鮮の脅威が高まってきたにもかかわらず、国際社会は過去も現在も有効な手立てを打てずにいます。
金正恩氏が政権の座に就いたとき、祖父の故金日成主席や父の故金正日書記長以上に強権的な独裁政治を推し進めると、誰が予想したでしょうか。
大方の見方では、金正恩氏は若い故に政治手腕は未知数だとしながらも、スイスへの留学経験があることなどから、祖父や父と異なり現実的な政治をするという意見も多かったのではないでしょうか。
そうした中で、金正恩氏が政権の座に就いた直後からその危険性を指摘していたのは、幸福の科学の大川隆法総裁であり、幸福実現党でした。
政治家には、リーダーとしての先見性が求められますが、こうした事実からも分かる通り、幸福実現党にはどの政党よりも未来が見えています。
※:4月13日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20160413-OYT1T50131.html?from=ytop_ylist