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2016/04/03【選挙のために安全保障をないがしろにしてはならない】

 中国による南シナ海の軍事化がますます加速しています。
核セキュリティサミットに合わせた米中首脳会談で、オバマ大統領は、南シナ海での中国の動きに釘を刺そうとしましたが、習近平主席は強硬な姿勢を崩しませんでした。

中国は、海洋進出による覇権拡大の野心を隠そうとしていません。

こうした中、安倍政権内で普天間基地の移設先として、鹿児島県にある小さな無人島が再び浮上してきたと言う話があります。

他の部隊組織との連携を無視するなど、軍事上の常識を顧みないこのような移設計画は、選挙対策意外の何物でもなく、日本の安全保障を危機にさらすものです。

もしも、軍事上の常識を無視して米海兵隊基地を小さな無人島に移設するのであれば、尖閣諸島に移設した方がよほど中国に対する牽制になってインパクトがあるのではないでしょうか。

沖縄の米軍基地の撤去は、中国が制海権を握るための第一手です。中国の覇権拡大の野望実現にまんまと乗ってはなりません。