トランプ氏があらためて、当事国が駐留米軍経費を負担しない場合に米軍を撤退させる旨を主張しました(※)。
同時に、米国の国力低下を前提に、日韓の核保有を容認する姿勢を示唆しました。
こうしたトランプ氏の発言に数々に、トランプ氏陣営に対日政策の専門家がいるのか疑問視する見方もありますが、日本国内では、在日米軍経費の負担増論以上に、日本の核保有容認論のほうが驚きをもって伝えられているようです。
しかし、ある意味、今回のトランプ氏の発言は筋が通っているとも言えます。
「日米同盟により米国は核の傘を提供しているが、その対価として費用を負担しないのであれば、米軍は撤退する。だから、中国や北朝鮮の核に対して、日本が自らの判断で核を持つことは自由である」とでも言うことでしょか。
つまり、「自分の国は自分で守る」ということです。
左翼的な考えでは、「憲法9条がある限り日本は平和である」ということらしいのですが、中朝が核兵器を含む軍事力の近代化と増強を進める中で、本当に憲法9条を遵守することで、自由や民主主義、そして平和を守ることができるのでしょか。
トランプ氏の存在は、「平和ボケ」と揶揄される日本の状況に風穴を開けるかもしれません。
※:3月27日付産経新聞http://www.sankei.com/world/news/160327/wor1603270012-n1.html
【参考】:大川隆法著『守護霊インタビュー ドナルド・トランプ アメリカ復活への戦略』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1613