3月
18

2016/03/19【科学的なデータからは“福島は安全”】

 東京電力は、柏崎刈羽原発の安全への取り組み状況などを説明したCMを新潟県内で放送しているとのことです。
 

 このCMに対し、福島県から新潟県内に避難している人などから、東京電力に対し「気持ちを踏みにじる不適切なCMだ」などとして、東京電力に放送をやめるよう求めました(※1)。
新潟県内には、福島第一原発周辺の帰宅困難区域や居住制限区域からの避難民だけでなく、自主避難している人々も大勢いて、目に涙を浮かべて東電の担当者に迫る様子は印象的でした。

 東電側は、お詫びの気持ちを示しつつも、原発への不安と懸念を払拭することも重要な責務だとしてCMを続ける意向を示しています。

 東電には、原発の再稼働に向けて安全第一で取り組んでいただきたいと思いますが、一方で、福島では誤解や偏見により、復興や帰宅が阻まれている状況にあることも事実です。
既に、福島県内の大部分の区域の放射線量は、世界の平均値と同レベルか、日本の平均値に近いレベルまで下がっています。

 ですから、政府は、科学的なデータに基づいて、一日も早く「福島安全宣言」を出すべきではないでしょうか。

 3月19日から全国で公開される映画「天使に“アイム・ファイン”」は、福島がロケ地になっているとのことです(※2)。
こうした、活動を通して福島の現状を紹介し、応援することも大切ではないでしょうか。

※1:3月15日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160315/k10010444381000.html
※2:映画「天使に“アイム・ファイン”」公式ページhttp://www.newstar-pro.com/tenshi/
【参考】:『ザ:リバティ4月号』https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1641