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2016/02/24【定数削減や一票の格差是正だけでいいのか】

 国会議員の選挙制度改革について各党で意見が割れています。
大勢としては、議員定数を10削減するとともに「アダムズ方式」と呼ばれる方法で小選挙区の数を割り振るなどとした有識者調査会の答申をもとに議論が進められています。
この議論は、最高裁判決でも違憲状態とされている一票の格差を是正することに主眼が置かれているものです。
 

 一票の格差是正も大切です。
しかし、選挙制度改革で本当に重要なのは、民意を如何に正確に反映するか、また、如何に有能な人物を国会に送ることができるかというということです。
 

 また、民意の反映という意味では、小選挙区制は、大きな政党が勝ちやすい反面、小規模政党に不利で、死に票が出易いとう欠点があります。

 また、有能な人物を国会に送ることができるかという点では、既に幸福の科学の大川隆法総裁が、小選挙区制が導入された1994年時点で、「小選挙区制になれば、バラマキや利益誘導型政治が加速し、小粒の人材が当選しやすい」と指摘していました。
実際、小選挙区制で当選した議員の中には、本当に国民の代表としての資質があるのかというような、小粒な印象と言われる人物が少なくありません。

 やはり、小選挙区制導入前の中選挙区制をもとに抜本的な制度改革を行うべきではないでしょうか。