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2016/01/07【北朝鮮の核兵器への対応を急ぐ必要がある】

 北朝鮮は水爆実験に成功したと発表しました。
国際社会は、北朝鮮の核実験場付近を震源とする人工的な地震を観測しましたが、それが水爆によるものなのか現時点で確認できていません。

 仮に、北朝鮮の発表が事実だとすると、水爆はウランやプルトニウムを使用した原爆よりも技術的に高度であるため、北朝鮮が一定の技術水準に到達していることを意味します。

 水爆は、ウランやプルトニウムを使用した原爆よりも破壊力を格段に大きくできるばかりでなく、ウランやプルトニウムを使用した原爆を起爆装置に利用するため、それらの原爆の小型化にも成功したことを示唆するものです。

 北朝鮮は既に、中距離弾道弾や大陸間弾道弾の発射に成功しており、核兵器の小型化が実現した場合、北朝鮮の核ミサイルによる脅威が一段と増大することになります。

 日本としては、国際社会と連携して、北朝鮮の核開発阻止に向けて協力することはもちろんですが、ミサイル防衛能力を充実させることが急務となります。

 また、核ミサイルによる攻撃だけでなく、北朝鮮による核テロへの対応も真剣に検討しておく必要があります。
例えば、核爆弾を搭載した小型機により低空で侵入して自爆することや、同じく潜水艦や半潜水艇で陸地に近づいて自爆することなど、あらゆる事態を想定する必要がありそうです。

 同時に、北朝鮮による核攻撃が差し迫っている場合に備えて、自衛隊による有効な敵地先制攻撃能力の取得を、早期に実現する必要があると考えます。

【参考】:1月6日付幸福実現党プレスリリース「北朝鮮による水爆実験を受けて(党声明)」http://info.hr-party.jp/press-release/2016/5155/