日本の一人当たりの名目GDPが、OECD加盟34ヶ国中、20位に後退しました(※1)。
今回発表され数字は、2014年のデータによるもので、日本は前年より1つ順位を下げた約3万5千ドルで、この数字は香港やシンガポールよりも下です。
日本人としては少しショッキングな数字ですが、この比較はドルベースによるものなので、現在の円安が日本の順位を押し下げている側面があります。
現在のレートは1ドル120円程度ですが、4年前は1ドル70円台だったことを考えると、今回のGDPの比較が日本の実態を表しているか注意する必要があります。
しかし、日本のGDPを上げる余地がまだまだあることは事実でしょう。安倍政権は、新三本の矢で、日本のGDPを現在の約500兆円から、今後600兆円にまで上げることを目標に掲げていますが、同時に増税を行うことを決めていることから、経済が上向かずこの目標を達成することは困難であると言えます。
一方で、日本のGDPを現在の3倍の1500兆円にするというビジョンがあります(※2)。
決して荒唐無稽な話ではなく、政治家がその気になれば達成できるという気にさせられます。
日本の社会は縮小するという前提で物事を考える政治家が少なくない中で、日本のGDPを500兆円にするという気概を持った政治家が、日本を豊かな未来に導くと確信します。
※1:12月25日付日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H4Z_V21C15A2EE8000/?dg=1
※2:ザ・リバティ編集長・綾織次郎著『GDPを1500兆円にする方法』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1599