海洋での覇権拡大を進める中国の動向は、人工島の造成など南シナ海に注目が集まっているようですが、中国は東シナ海でも挑発的な行動を続けています。
27日には中国軍の爆撃機や偵察機など計11機が日本の防空識別圏を越えて沖縄本島周辺を飛行しましたし、29日には中国の公船3隻が尖閣諸島付近で今年32日目となる領海侵犯をしています(※1)。
このように中国の野心は明確であるにもかかわらず、沖縄県の翁長知事は相変わらず外憂を一顧だにしない対応を続けています。
翁長氏は先の国連での演説で、沖縄の自己決定権を強調して辺野古地区での基地建設に反対していましたが、それは、沖縄での中国の影響力拡大だけでなく、沖縄の独立までも想起させるものではなかったでしょうか。
こうした翁長氏の動きに呼応するかのように、沖縄の有力地元紙の編集局長が同じ国連の関連イベントで、「沖縄はアメリカの領土でもありませんし、日本の領土でもありません」と発言していたのですが、日本ではほとんど報じられていません。
地方の有力マスコミの責任ある立場の人物の発言だけに、報道を利用して沖縄の独立を煽っていくことが危惧されるので、日本国民としてとても看過できるものではありません。
沖縄県民のほとんどは、沖縄が日本から独立して中国の影響力が増す状況など全く望んでいないのです。
これに対し幸福実現党は、問題の沖縄の有力地元紙に対し、編集局長の国連での発言の真意を正したところ、問題の発言は言い間違いであり訂正するとの回答を得たとのことです(※2)。
国民の注目が集まらないところで、着々と日本の国力を弱め外憂を招き入れるような動きに対して、幸福実現党は黙っていません。
12月13日には、JAPAN+(プラス)が主催して、翁長氏の国連演説の問題点や自己決定権という言葉の危険性などについてセミナーを開催します(※3)。
ぜひ参加されては如何でしょうか。
※1:11月29日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20151129/k10010323201000.html
※2:11月28日付HRPニュースファイルhttp://hrp-newsfile.jp/2015/2514/
※3:幸福実現党新着ニュース「12/13(日)ジャパンプラスセミナーのご案内」http://info.hr-party.jp/2015/4958/