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2015/11/17【必要なのは“宗教的寛容の精神”】

 フランス政府は、「テロ攻撃は数日間や数週間で再び起こる可能性がある」として、警備を強化するとともに、国民に注意を促しています(※1)。
フランスでは、非常事態が宣言されており、大勢の人が集まる観光施設の閉鎖が続くなど、観光や市民生活に影響が広がっています。

 ではテロを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
「警備を強化する」、「国境管理を厳格化する」、「空爆を強化する」などが考えられますが、どれも一定の効果が見込まれるものの、完全にテロを防ぐことは難しいのが現実です。

 こうした中で、幸福実現党は、今回のテロ事件を受けて声明を発表しています(※2)。
声明の中で、「テロや暴力の連鎖を回避し、テロを根絶するには、イスラム世界と西洋世界の相互理解を図ることが肝要」としています。

 お互いを理解できないがために憎悪が拡大されていってしまうので、必要なのは寛容の精神です。
それも、キリスト教とイスラム教の争いに端を発している現状で必要なのは、理解することから生まれる宗教的な寛容さではないでしょうか。

 日本は長い歴史の中で、様々な宗教を受け入れ、独自の文化にまで昇華してきた実績があります。
今こそ、日本は、宗教的寛容の精神を生かして、イスラム世界と西洋世界の懸け橋となるべきではないでしょうか。

※1:11月16日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20151116-OYT1T50156.html?from=ytop_top
※2:幸福実現党プレスリリース「パリ同時多発テロを受けて(党声明)」http://info.hr-party.jp/press-release/2015/4933/