沖縄県の翁長知事が、普天間基地の移設先である辺野古地区の埋め立て許可を取り消し、政府との間で対立が深まっています。
この問題で、埋め立て許可を出した沖縄県の前知事である仲井真弘氏が、許可を出した手続きに瑕疵(かし)が無い旨を説明し、翁長氏を批判しています(※1)。
知事時代は、あれほど辺野古移設を渋り、日本の安全保障を危機に陥れた同じ人物なのかと疑ってしまいます。
思えば、3年前に幸福の科学の大川隆法総裁が、当時の仲井真知事の守護霊を招へいして霊言を行い、その内容は書籍にもなっていますが(※2)、それ以降、かたくなだった仲井真氏の姿勢が徐々に変化し、ようやく辺野古移設承認にこぎつけました。
今回の仲井真氏の説明で、翁長氏による埋め立て許可取り消しが、如何に理不尽なものか改めて認識させられました。
南シナ海の南沙諸島の例を出すまでもなく、力の空白が生じた時に中国が乗り込んできます。
普天間基地の危険性を除去しつつ、必要な抑止力を維持するために、辺野古移設は喫緊の課題です。
辺野古地区がある名護市の市長は移設に反対していますが、あまり知られていないことですが、実は辺野古地区がある本当の地元と言える辺野古、豊原、久志の3つの区は条件付きで移設を容認しています(※3)。
翁長氏の主張にこそ、瑕疵があるのですから、埋め立て許可の取り消しを撤回するとともに、政府には責任を持って速やかに辺野古移設を実現して頂きたいと考えます。
※1:10月23日付産経新聞http://www.sankei.com/premium/news/151022/prm1510220012-n1.html
※2:大川隆法著『台湾と沖縄に未来はあるか?』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=731
※3:10月26日付産経新聞http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151026-OYT1T50098.html?from=y10