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2015/10/26【防衛力の向上を支援する空中給油機】

 最近、地元兵庫の神戸新聞では、「陸自の“歌姫”効果 中部方面音楽隊が引っ張りだこ」と題して、鶫真衣1等陸士の記事が掲載されていました。私の通勤経路に在り、興味を持ちました。

 自衛隊の歌姫といえば、専業歌手として初めて採用された自衛官として、海上自衛隊東京音楽隊に所属する三宅由佳莉3等海曹が有名です。2013年夏にアルバム「祈り~未来への歌声」が注目され、「海上自衛隊の歌姫」などと呼ばれて人気が高い方です。
このような経緯で、最近、日本の国防に関わる方々のドキュメント番組をYouTubeで観ていました。

 国防の観点でのトピックとして、防衛省は、次期空中給油機として米国製のKC-46を採用すると発表しました(※)。
航空自衛隊では、既に空中給油機としてKC-767を4機、C-130輸送機に空中給油機能を付加した機体を数機配備しており、今後、新たにKC-46を3機導入する計画です。

 このKC-46は、既に配備されているKC-767とは全く別種の機体というわけではなく、どちらも旅客機であるボーイング767型機をベースとしており、KC-46はKC-767の改良型とも言えるものです。
整備性や米軍との相互運用性などを考慮すれば無難な選択と言えます。

 空中給油機は、戦闘機などに空中で燃料を補給することができる機体で、戦闘機などの航続距離や飛行時間を延ばすことができるものです。
国土が狭い割に領海や排他的経済水域が広い日本にとって、航空作戦の柔軟性を高めることができる空中給油機はたいへん有用です。
今後、陸上基地から遠く離れた尖閣諸島周辺などでの警戒・哨戒活動や、訓練などの際の離着陸回数の削減による騒音公害の低減などに威力を発揮するはずです。

 ただ、日本が独自に開発した最新鋭のP-1哨戒機には、実は空中給油を受ける機能がありません。
P-1は中国が進める海洋進出に対抗する上で要となる機体の一つですので、既に防衛省では検討しているかもしれませんが、P-1にも空中給油機能を付加しておくべきではないかと考えます。

※:10月23日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/151023/plt1510230023-n1.html