米国の女優アンジェリーナ・ジョリーが監督を務め、旧日本軍の残虐行為を描いたとされる映画の日本での公開が決定したとのことです(※)。
この映画は反日的な要素が強いとして、日本国内では上映を見合わせる声が上がっていたものです。
この映画は、史実をもとに製作したとされていますが、旧日本軍による残虐行為を誇張しているとの指摘が多く上がっています。
映画はエンターテイメントに過ぎないと言ってしまえばそれまでですが、この映画に描かれた内容の全てが事実であったかのように捉えられては問題です。
しかも、戦争という極限状態では、連合国側は数々の残虐行為を行っていますが、あたかも旧日本軍だけが残虐行為を行ったというように捉えられることも問題です。
戦後70年が経ち、国内外で当時の日本を吊し上げるような動きが活発化しており、そうした背景として何があるのか考える必要があります。
「日本は悪い国であった」と確定させたい勢力があるのです。
私たち日本人は、もちろん反省すべき点は反省すべきですが、事実に反してまでも日本を悪者に仕立て上げようとする動きには、きちんと反論していくべきと考えます。
それが、日本人としての誇りを失わないことに繋がっていくのです。
※:10月23日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/culture/20151023-OYT1T50018.html