中国が機会ある都度に歴史認識に言及するのは、捏造された歴史観を事実であったかのごとく確定したいからです。
その捏造された歴史観で代表的なものが、南京大虐殺であり、従軍慰安婦なのです。
中国共産党は、実は政権の座に就くにあたって正当性が無く、本来の正当な政府は、現在は台湾に逃れた国民党政府です。
ですから、中国共産党は、旧日本軍が悪であればあるほど、その日本軍と戦った共産党として位置付け、統治の正当性を高めたい思惑があるのです。
また、中国は、南シナ海や台湾のみならず、沖縄をはじめとした日本の領土を勢力下に治めようと戦略を進めていることは明らかです。よって、現在の日本のもとになった昔の日本が、同じように悪であればあるほど、日本を侵略する際に、侵略の正当性を主張できると考えているのです。
こうした中国の戦略の一環が、ユネスコの世界記憶遺産に、南京大虐殺と従軍慰安婦を登録する活動なのです。
今回、中国が登録のために新たに提出した申請書の中身が明らかにました。
これに対し幸福実現党は、即座にこの申請に対する反論書を作成し、ユネスコ本部に中国の申請を却下するよう申し入れました(※)。
幸福実現党は、既に3回に渡り反論を提出しており、中国による歴史の捏造を阻止する大きな力となっています。
こうした幸福実現党の活動は、中国共産党による一党独裁を阻み民主化に繋がるだけでなく、日本の安全にも資するものであることを多くの人に知って頂きたいと思います。
※:『ザ・リバティ11月号』記事『幸福実現党が緊急反論 やはり、中国の資料は「大虐殺」「強制連行」を示していない』http://the-liberty.com/article.php?item_id=10190