安倍首相は、自民党総裁に再選されたことを受け記者会見を行い、今後は経済重視で政権運営を行う姿勢を強調しました。
　

　この記者会見で安倍首相は、現在490兆円規模のGDPを600兆円にまで拡大する目標を明らかにしましたが、幸福実現党は日本のGDPが中国に抜かれた時点でGDP世界第二位の地位を奪い返すことを掲げていたので、今回の安倍首相の目標設定は二番煎じの感は否めません。
　

　安倍首相は、二番煎じとは言え経済の拡大目標を明確に語ったことは評価できますが、目標達成のための具体策を語った訳ではありません。
再来年には消費税の再増税が控えていますが、現行の社会保障制度を消費税で賄うのであれば、更なる消費増税は避けられません。
このまま逐次の消費増税が既定路線であるならば、GDPの拡大は望めません。

　やはり、目指すべきは、減税からの経済成長です。
安倍首相が言うように、本当にGDPが拡大するのであれば、増税をしなくても税収は増大するはずです。
GDPを増やしたいのであれば、減税を明確にして、小さな政府をめざすべきではないでしょうか。