安保法案の審議は大詰めを迎えていますが、このブログを綴っている時点では、法案の成立に至っていません。
安倍首相は、安保法案の必要性について、中国の軍事的脅威が増大していることを理由の一つとして上げています。
確かに、中国の軍事的脅威に対して抑止力を高めるために今回の安保法案は独立国家として最低限必要なものです。
しかし、安倍首相自身が、中国の軍拡を助長していると捉えられかねない行いをしているのではないでしょうか。
その行いとは、先の安倍談話です。
安倍談話では、結局、歴史的な事実に基づいていない河野・村山の両談話を踏襲した内容となっています。
つまり、安倍談話は歴史問題で中国に譲歩した形になっているのです。
近代史の知識が豊富な人が安倍談話を厳密に解釈すれば、必ずしも河野・村山の両談話を踏襲したわけではないとの判断を下せるのかもしれませんが、一般的な知識を前提に安倍談話を解釈すれば、河野・村山の両談話を踏襲したと受け取られる内容になっています。
ですから、中国は、自らが捏造した歴史を正当化する口実を与えることになり、それは中国の軍拡を許すことになってしまうのです。
河野・村山の両談話はもちろん、粉飾談話とも言える安倍談話も、撤回すべきと考えます。
歴史認識を正すことが、日本の誇りを取り戻すと同時に、中国の軍拡にくさびを打つことに繋がるのではないでしょうか。
【参考】:幸福実現党新着ニュース「9/20(日)『中国軍事パレード視察・緊急報告会』のご案内」http://info.hr-party.jp/2015/4697/