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2015/08/16【国を守る気概が無くなるとどうなるか】

 8月15日は終戦の日です。
先の大戦で亡くなられた全ての御英霊に対し哀悼の誠を捧げる日です。
先の大戦で散った御英霊は、個人個人で様々な葛藤や苦しみもあったとは思いますが、命懸けで戦ったことが、国や国民を守ることに寄与し、現在の日本の礎になったことは事実であると思います。
ですから、私たちは、御英霊に対し感謝と尊崇の念を忘れてはなりません。

 終戦の日を迎えるにあたって多くのマスコミで先の大戦を取り上げる特集を組んでいます。
無謀な戦いにより軍人ばかりでなく多くの民間人が亡くなり、生き残った人達も、兵士は自らの行いを悔い、遺族も深い悲しみとともにどん底の生活を送った様子が描写され、戦争とは如何に残酷で悲惨なものかということを現代に生きる私たちに訴えかけています。

 確かに、そうした戦争の記憶を語り継ぐことは、好戦的になったり、戦争を礼賛したりすることを防ぐ意味で大切かもしれません。

 しかし、先の大戦で日本に一抹の大義も無かったかのように描き、先の大戦での日本の行いが全て悪であったかのように誇張して伝えることは、日本人に厭戦気分を蔓延させ、国を守る気概を薄れさせてしまう恐れがあります。

 「とにかく戦争を避けることが絶対の善である」という考えが極端化した場合、悪意を持った国が侵略をたくらんだとしたら、日本は容易に占領されてしまうことになります。
占領されても、自由や人権が保障されるのでしょうか、豊かで安心できる生活が保障されるのでしょうか、何より信仰や生命が守られるのでしょうか。

 中国には、他国を侵略する動機を考えることができますし、実際に侵略する能力を有するまでになっています。
私たちは、戦争には反対するが、いざとなれば命懸けで国を守る気概があることを示す必要があります。
その気概こそが平和を守ることに繋がるということを忘れてはなりません。

【参考】:8月15日付幸福実現党プレスリリース「終戦の日にあたって」http://info.hr-party.jp/press-release/2015/4590/