トヨタ自動車の米国籍の女性役員が、違法な薬物を密輸した容疑で逮捕されました。
現時点で事件の全容は解明されておらず、本人が嵌められた可能性などが無いわけではありませんが、上場企業の役員という立場の人物の容疑とあって注目が集まっています。
以前も、いわゆる危険ドラッグの乱用が問題となっていましたが、今回の社会的に信用ある立場の人物ということで、社会的インパクトが大きいようです。
ところで、薬物依存による最大の弊害は、次第に薬物以外のことを考えられなくなり、心の自由が奪われることであると言われています。
人間は、例え捕らわれの身であっても、心だけは自由でいることができます。
その心の自由が、薬物により奪われるわけですから、薬物依存は本来の人間の姿とは言えない状態です。
その薬物依存から脱却する手立ての一つに信仰があります。
唯物論者は「宗教はアヘンだ」といいますが、世界宗教などに見られるように正当な信仰は、薬物で得られる物質的な恍惚感とは全く異なり、心の自由を伴う真の幸福感を得ることができます。
社会に反するような事件を起こす教団は別として、正しい信仰心は、心の問題を解決する大きな可能性を秘めています。
実際、信仰に目覚めてから事業を成功に導いた人物は、歴史的にも大勢おられます。
海外では社会的地位のある方々が日曜礼拝に訪れているように、日本でも、会社の役員など、大きなストレスにさらされる方々にも、信仰心や宗教心といったものの大切さに目を向けるべきではないでしょうか。