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2015/05/11【沖縄の論理は正しいのか?】

 中谷防衛相と沖縄県の翁長知事が会談しましたが、普天間基地の辺野古移設については、安倍首相や菅官房長官との会談同様に、互いの主張が平行線に終わりました。

 政府は地元の理解を得る努力を続けるとしていますが、翁長氏はこの会談でも「高飛車な発言があった」として中谷氏を批判しています(※)。

 例え僅差であったとしても、選挙で辺野古移設阻止を掲げて当選した以上、移設阻止を訴える翁長氏の立場は理解できない訳ではありませんが、代替え案を示さずに一方的に政府を批判する翁長氏の姿勢こそ「高飛車」にうつるのは私だけでしょうか。

 対して翁長氏は、先月、訪中し中国の李克強首相と会談していますが、その際の翁長氏の態度は、自身が中国の臣下であるかのごときものでした。
翁長氏は中国との経済交流拡大を図る一方で、中国の公船が、連日、沖縄県の尖閣諸島沖に出没して領海侵犯を繰り返し、同じ沖縄県の石垣島の漁民が脅威を感じているにもかかわらず、翁長氏の訪中からは中国政府に厳重な抗議をしたとの声は聞こえてきませんでした。

 翁長氏は中国の習近平主席とも交流があると伝えられています。
辺野古移設阻止、在沖米軍縮小、沖縄県と日本政府の確執など、これらはすべからく中国が望んでいることにほかなりません。
こうした中国が望む方向に事態が進んだ場合、本当に沖縄の人々に幸福が訪れるのか、考え直してみる必要があると思います。

※:5月9日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/150509/plt1505090017-n1.html
【参考】:大川隆法著『沖縄の論理は正しいのか?―翁長知事へのスピリチュアル・インタビュー―』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1459