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2015/04/23【バンドン会議での安倍首相演説を受けて】

 安倍首相はインドネシアで開かれているバンドン会議で演説を行いました。

 バンドン会議とは、アジア・アフリカ会議の通称で、第一回の会議が、戦後に独立したアジアやアフリカの国々が中心となって集まり、インドネシア中部の都市バンドンで開かれたことに始まります。
60年前の第一回の会議では、植民地支配への反対や、東西陣営には属さないことなどが話し合われ、日本も参加しています。

 今回の会議で安倍首相は、先の大戦の反省を表明するとともに、戦後の日本の平和国家としての歩みを強調しました。
また、安倍首相は、日本の植民地支配やお詫びについて特に言及しませんでした。

 これに対し、早速、中韓から不満の声があがっています。
しかし、第一回のバンド会議では、出席した他のアジア諸国から、欧米による植民地支配からの自らの独立に、日本が欧米と戦ったことが貢献したとして評価する声が上がったことを忘れてはなりません。

 ですから、今回、安倍首相が日本の植民地支配やお詫びについて言及しなかったことは、当然とも言えるのです。

 ただし、今夏に発表するとしている戦後70年の首相談話が、こうした流れに乗るかどうかは不透明です。
事実に反している村山談話や河野談話は、撤回されなければ将来に渡って禍根を残すことになります。

 バンドン会議に合わせて、中国の習主席との就任後2回目の首脳会談が開催されましたが、日本の未来にとって舵を握っている安倍首相が、反日を梃子に国内を掌握している中国に対して、安易に阿らないか、懸念が募ります。

【参考1】:4月22日付幸福実現党声明「バンドン会議での安倍首相演説を受けて」http://info.hr-party.jp/2015/4182/
【参考2】:4月17日付幸福実現党新着ニュース『「河野・村山談話」の無効を宣言し、自虐史観を一掃する「戦後70年談話」を求める署名』http://info.hr-party.jp/2015/4162/