戦後70年を迎えるにあたって、先の戦争を侵略戦争であったと断定するメディアもあります。
立場によってはそういう見方もあるのかもしれませんが、当時の日本が解放を目指して進駐した東南アジア地域は、大部分が既に欧米列強の植民地であったことを忘れてはなりません。
また、4月8日から両陛下がご訪問するパラオ共和国は、苛烈な戦闘の舞台となった土地ではありますが、約30年間の日本による統治は、もともと当時の国際連盟から日本に委任されたものであったことも忘れてはなりません。
パラオでは、日本による統治の間、善政が敷かれていたと言っても過言ではなく、パラオの発展に対する日本の貢献に現地の人々も好感を持っています。
これは、欧米による植民地は、欧米による統治の間、ほとんど発展することが無く、まさに現地の富を吸い上げていたのとは対照的です。日本が現地の発展や近代化に寄与したという点では、日本が統治していた台湾や朝鮮においても同様なのです。
「八紘一宇」という言葉があります。
この言葉は、戦時中、「日本の侵略戦争を正当化するために使われた標語」と言われることがありますが、もともとの意味は「人類はみな同胞であり、天下を一つの家のようにする」ということです。
戦時中、日本が掲げた「八紘一宇」は、欧米列強による植民地主義や人種差別により苦しめられていたアジアを解放し、共存共栄を目指していたということです。
戦時中の日本は全て悪であったという刷り込みに屈してはならないと思います。
歴史的事実を、正しく理解する必要があると考えます。